初めてヴァイオリンを習われる方へ練習方法
いよいよヴァイオリンを練習始めた時の注意点です。
幼児・児童
●小さなお子さんがヴァイオリンを習われる時、まず親御さんが理解しないといけない事は、ヴァイオリンが「重い」という事です。練習する時は、ヴァイオリンを支えてあげましょう。数ヶ月すると重さに慣れてきます。それまでは、補助しましょう。
●弓を真っ直ぐ弾く事も、難しい事です。いきなり本人に任せるのは、自転車の補助輪なしに真っ直ぐ運転するのと同じぐらい難しい事です。必ずまっすぐ、全弓を使えるようになるまでは、補助してあげましょう。
●小さなお子さんの集中力は、2~5分です。「練習を毎日頑張らせよう!」として、はじめから30分1時間練習させると、必ず練習嫌いになります!3~5分弾いたら、気晴らしをさせて、また本人が意欲を見せたら3~5分練習するというように、3~5分練習を1日の中に散りばめておくと、ヴァイオリンが好きなまま成長していきます。
●ヴァイオリンを弾かないで、楽譜に書いてある指番号を歌わせる練習、指で指番号道りの数え歌練習も取り入れましょう。
●毎日練習出来たら、ご褒美にカレンダーにシールをはるなど、一緒にヴァイオリンを楽しみましょう。
●耳の発達の為にCDや、演奏会に一緒に行き経験値をあげましょう。親子で成長していけるチャンスです。良い音楽は、脳の発育に重要です。
●「練習しなさい!」は、反発しかうみだしません。ご自分がヴァイオリンを弾けない場合は、尚更反発を受けますので、客観的に聞く立場として、「ヴァイオリン聞かせて♪」「ヴァイオリン弾かないの?」「最近上手になったね」「一緒に練習している曲のユーチューブを聞こうか♪」などポジティブな言葉をかけましょう。
中学生以上大人の初心者の方
●ヴァイオリンを弾く姿勢を客観視する為に姿見の前で練習しましょう。
●指番号を追うと、弓が真っ直ぐ弾けなくなりますので、CDなどで聞いた速いテンポで弾くのではなく、必ずゆっくり全てを確認しながら練習しましょう。
●教則本以外にも弾いてみたい目標の曲を見つける為にも、沢山のCDや演奏会に行き、耳の経験値をあげていきましょう。耳の経験値を上げると、音への感性が磨かれます。
●毎日練習していると、ふと上達しているのか不安になる事があります。初めてヴァイオリンを習った時に弾いてきた曲を復習してみましょう。自分の今までの成長が確認出来ます。
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